寂光寺にてお写経の体験をさせて頂きました。驚いたことは、ただ筆で経を書き写すだけではなかったということです。左手に塗香というお香をとり手のお清めをしたり、輪袈裟を肩にかけ、実際に書くお経をご住職の方と一緒に読み上げるのです。それからようやくお経を書き写すのです。私たちが書いたお経は般若心経といって一番短い1ページのみで270字程度のものでした。が、書いてみると実際1時間~2時間ほどかかりました!「一字一仏」といって一文字書くごとに1人の仏様をお呼びするという気持ちで書くそうです。仏様をお呼びしながら書いていると、家族や身内のことがふと頭に浮かんできました。書いたものはご住職が預かって下さり、丁寧に納経をしてくださいます。世の中のスピードが早く過ぎていく中、お写経をすることでゆっくりと自分と向き合うことのできたひと時でした。
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